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August 19, 2011

美女いくさ2011夏3ー福田 千鶴「江の生涯」

Gochuko

お盆をすぎると秋風が吹いて、長い冬の準備にはいります。もう書店には江のコーナーはなく(震災関係は無数にありますが)、そろそろ平家物語の本がならびはじめるのかもしれません。江の本は「美女いくさ」だけでしたが、中公新書の福田 千鶴「江の生涯 徳川将軍家御台所の役割」アマゾンの書き込みをみていたら、江が続続生む子供たち(多産!)がかならずしもそうでないという記事があり、この本をアマゾンから購入して読んでみました。

もちろん地震を火事に変えてしまうくらいですから、大河では史実に忠実に描かれるわけではありませんが、先週千姫が生まれ、これから次々姫様が生まれていきます。これがみな江の子で、なんと多産なと思っていたが、正室の体面・大奥の秩序維持のため侍妾という正室の許可するものがいて、これが子を産み、体面上正室の子としたとのこと。特に家光は江の子でないとの説は、忠長を寵愛したといわれる江らしい解釈です。じゃ、家光の母は誰、ということになり、変ではあります。身分が卑しいので、この秩序の列から外れた保科正之の母お静だけが知られているのも変な話です。ブログに強烈な反論を書いている方もいました。事実は誰にもわからん。天皇家へいった和子まで江の子でないと言われるとなんともわからなくなる。

この本を読んでいて、美女いくさでは全編にでてくる「喜八郎」が実在の人物であることがわかりました。年譜は「浅井江」になっています。最後まで浅井の血筋であることをこの三姉妹は考えていたことでしょう。たいへんむずかしい本ですが、数少ない史料を基に書いた江本として価値が高いと思います。

江に次回登場する加賀まりこさん演じる大姥局(おおばのつぼね)は秀忠の乳母ですが、保科正之の母静はこの方の侍女でした。でてきますかね?「大奥」ではかならず登場ですが。


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