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September 27, 2011

桐野夏生講演会2011年9月25日ー新庄

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桐野夏生さんの「ポリティコン」は2月末に単行本が刊行され、わたしはすぐに購入したが、3.11が発生し、長くその存在を忘れていた。夏になり山形新聞の書評欄にでて思い出して、これって新庄がでてくる小説で、思いっきり実在の地域が登場することがわかったのでまずすみこが、次いでわたしも読みはじめた(わたしはまだ途中、途中で別の興味が発生。)。9月になって、どこからかすみこが桐野夏生の講演会があることを聞きつけてきたので、必死に切符を手に入れて、日曜日に行ってきた。

平成23年9月25日(日)13:30ー
新庄市民プラザサタデーナイトセミナー「大人のための新庄学」公開講座
桐野夏生講演会「新庄から日本社会の現状を考える」ー小説「ポリティコン」の取材を通してー

「ポリティコン」の148ページにでてくる

「3月に入り、やっと雪が溶け始めた頃、素一の劇団「あいばん」の春季講演が、新庄市の市民プラザの大ホールで開催されることになった。村外委員が動員をかけてくれるため、350人も入るホールを借りたのだ。」

という記載から呼んでいただいたというところから始まる、好感のもてる充実した1時間でした。

この演題は自分でつけたものでないが、すばらしいと言いました。それは
「小説というのはたいへん小さな身の回りのはなしから掘り下げて、世界の普遍を見るという仕事だからです。」

サンデー毎日の対談記事でも言っていましたが、3.11以降"この風土の中で"どう生きるかについて
「言葉がない」「小説というのは平時のものだからです。戦時のものではない、、」いろいろ言っていましたが、ネットをよく見ているようでした。

「ポリティコン」の成立過程について述べていました。国家を作るという話だそうです。2005年頃中国の北朝鮮国境地帯へ取材に行ったときのホテルでの経験を述べていました。
「なんかこんなことしていると、大学教授みたい、、、わたしははじめてなんで、なんか慣れない」と黒板に書きながら。(なんかかわいい)

「みなさん、ハニートラップってご存じですか?」(全く初耳でしたが、調べてみるとすごいことばでした。)

日本の中の小さな国家として、新庄(のちょっと先の田んぼの中)を選んだのでした。

最後時間がわからなくなって時間を聞いていました(講演慣れしていない)。最後の質問コーナーが良い質問がいっぱいで、場を非常になごませましたね。<東北へはどういう気持ちでいらしたか? 映画撮影現場にいくことはありますか?作家になられたきっかけは?若いときと今とどうちがうか?文学というのはどういうものか?文学の力で(被災地の)惨状を表現してほしい、登場人物を作る時に考えていることは?最後はオタクの人の質問で??服装についても聞いていました。(聞いていないひとはその答えを聞きたいでしょう!)>この1時間の講演で必要十分な話をしていました。新庄だからこそ聞くことができた桐野夏生さんの講演会でした。

最後にすみこは、持っているのにまた単行本を買ってサイン会の行列にならんで握手してもらって喜んでいました。

帰りは、とりもつラーメンではなく、駅前の歴史ある"一茶庵本店"へはいり、普通のラーメンを食べて(でも麺はちがう, 肉は庄内豚です)帰りました。いきも帰りも鈍行です。わたしもはやく「ポリティコン」を通読しないと。

Issa201109251

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