140 posts categorized "さとけん新徴組"

November 22, 2010

いよいよ龍馬暗殺の場面

Ryomapic2010

1回も龍馬伝をコメントしないうちにもう最終回を迎えます。前回の天地人は、期待はずれでしたが、今回のはまったくリアルで、よくわかるし、金かけています。何冊か龍馬本を読みましたが、最後に読んだ 磯田道史 「龍馬史」 が暗殺の事情がわかりやすく納得。むずかしく考えることないんです。ここには敵である会津側の人物の事情までよく書かれています。鳥羽伏見の敗戦の責任を取って自刃した神保修理と龍馬が知り合いであったことまで書いてありました。龍馬は暗殺の直前、足繁く永井尚志のもとを訪ねていたこと、きのうテレビにでてきた永井の屋敷の隣に例の清河八郎を切った佐々木只三郎が住んでいたことも明かになった。真犯人薩摩説や、加来耕三の「坂本龍馬事典ー虚構と真実」のように、土佐、後藤象二郎説など空想にすぎないことがわかります。

龍馬の一生の年譜をわたしの新徴組年表に加えることにしました。幕末は複雑にいろいろなことがからみあいますので、前後関係がわからなくなります。

この有名な龍馬の写真のバックに菊がうつっていて、 菊地明「龍馬 最後の真実」筑摩書房 1998でこれが大政奉還前後の、要するにちょうど前回の龍馬伝の頃にとられた最後の遺影であることを述べています。この本をみるとなるほど今龍馬をやる理由がわかるというものです。研究が進んでいるんですね。

最終回楽しみです。

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August 31, 2010

祝、佐藤賢一、新徴組、発刊

Sss

佐藤賢一 新徴組 新潮社 2010 2100円

やっとでました。日曜日に八文字屋本店でget。ぼちぼち再読いたします。これって山形では近年もっとも重要な本ですよね。阿部和重氏の『ピストルズ』もありますが。


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December 01, 2009

新徴屋敷(松ケ岡)ー鶴岡市

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新しい庄内の観光名所である庄内映画村へ行く予定が1週間冬の閉館が早まって終わってしまっていたので、やむを得ず庄内映画村資料館へ予定が変更された。しかしそこは松ケ岡開墾場の中にあった。松ケ岡開墾場は、明治5年、旧庄内藩士3000名が刀を鍬にかえて開墾したところです。到道博物館に次ぐ現在に庄内の歴史を伝える重要な場所になっています。時間がないのでさらっとしかみることは出来ませんでしたが、よく本に登場する新徴屋敷がありました。パンフレットには、新徴屋敷の解説として、<旧匹田家住宅、庄内藩が江戸取り締まりの任にあった時の配下の浪士組織「新徴組」が庄内に移住に際して、藩が1870(明治3)年鶴岡の大宝寺と道形の間に建てた137棟の住宅を「新徴屋敷」と称しました。その内の約30棟を1875,6(明治8,9)年頃、松ケ岡開墾の組小屋として移したもので、やがて開墾士の住宅となったものです。石屋根平家建。1986(昭和61)年移築復元、鶴岡市指定文化財。>明治初期の家ですね。この入り口、たそがれ清兵衛の映画の家に似ている。現代の人の多くは幕末維新より、おくりびとや映画の記念品の方がいいのでしょうね。

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鳥海山は好きですが、この時以来2年ぶりにやっと拝めました。雲がかかっているのと、動いている車からとっているので、なかなかきれいにとれません。松ケ岡から羽黒山の出羽三山神社にゆき(時間がなく五重塔まではいけませんでしたが)そこからアルケッチャーノをめざしていくと、内陸側には庄内側からみた月山がでてきます。

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March 01, 2009

柏尾馬之助

さとけん新徴組番外編です。名前がでたことある柏尾馬之助のまとめをWikipediaにみつけました。

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March 18, 2008

御家禄派

小山松新整組の最後のところを引用する。

<ワッパ騒動で農民に敗北し、また西郷隆盛という頼るべき支柱を失った菅実秀は、政府の中に語るべき人物は無しとし、官途についている旧藩士を、旧藩主の命令としてことごとく庄内の地に召還し、華族である旧藩主は東京に住むべしとの政府の命令にさからい、「旧藩主は病気なり」を口実として鶴岡に住まわせた。旧藩主を中心に、菅実秀の指導に従う者が一致団結した。これを御家禄派という。

御家禄派は明治19年頃から酒井家の資産を以て積極的に経済界に進出した。松ケ岡開墾にいよいよ力を尽くし、酒田米穀商会、第六十七銀行を設立し、酒田米穀取引所、山居倉庫を開設する等、士族の授産に貢献した。実は封建的主従関係を基本とした経済的団体であった。----(これが現在の庄内を作っている。)-----それで御家禄派に属する者は、生活が保障されていた。一般士族は、窮乏の末、北海道に移住したものが多かった。こうした者の生活ぶりとは類を異にするのである。

、、、、、

さて、新整組は庄内藩に対し、忠誠の実を捧げ尽くしたが、明治維新後は旧庄内藩である大泉藩、大泉県、第2次酒田県にはそれが通せず、ただ旧庄内藩から利用され、虐待され、満腔の不平不満から怨思をいだき、生命をかけて庄内を脱走し、東京に出たのである。ところで深く農民に同情をよせた熱血あふれる新整組の若い士は、ワッパ一揆に関わった。これが一応農民の勝利となり、この新整組士たちも東京に出た。東京に出た新整組士は、社会の渦にまきこまれ、散り散りに消えていったのである。----新徴組の運命もパラレル----

小説ではこの問題は回避。ものの本によれば、この御家禄派が庄内をつい最近まで牛耳っていたそうだ。

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小山松新徴組の記述

小山松勝一郎 新徴組を再刊してほしいが、沖田家の人々の運命に関する記述を引用する。



脱走組の沖田林太郎は故郷日野に帰り、多摩地方を回って農家で紡いだ生糸の仲買いをやっていた。明治11年林太郎53歳、妻おみつ46歳、この年長女お石24歳で嫁し、そして次男卓吉(つなよし)が生まれた。孫のような末子を林太郎、おみつともども老年の子とて目に入れても痛くないほどかわいがった。しかし林太郎は卓吉が6歳になった明治16年、58歳、貧窮の中で没した。

沖田芳次郎は父林太郎脱走後、庄内に残って開墾にとりくんだ。その後故郷に帰り警察官となった。明治19年、35歳で結婚、明治21年母おみつと妻お花と弟恒吉を連れ、宮城県塩釜におもむき漁業に携わった、しかし結局は失敗であった。それで14歳で三村伊賀右衛門の介錯をしたほどの剣の達人も、明治28年、父同様貧窮のごん底で没した。享年44歳。

新撰組沖田総司の姉であるおみつは、次男卓吉が南満州鉄道会社に転勤し、大連に居住したのを頼ってかの地に渡り、「日本の母」として若者たちに慕われ、明治40年安らかに没した。享年75歳。

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松ケ岡8ー最終回

2008年3月18日 山形新聞 連載 佐藤賢一 新徴組 第400回 「松ケ岡8」

まあこんなものかと。終わってしまった。他の新聞でもやっているので、単行本になるのは先の話でしょう。最後は、芳次郎が剣のけいこをしているところで終わり。でもずいぶん楽しませていただきました。

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March 17, 2008

松ケ岡7

2008年3月17日 山形新聞 連載 佐藤賢一 新徴組 第399回 「松ケ岡7」

松ケ岡開墾地から鳥海山を望む挿絵で、沖田芳次郎と玉城織衛の会話。林太郎のうわさ話。弟、卓吉(つなよし)が生まれたという話。どうやら、庄内藩による新徴組、新整組に対するほんとうのしうちについて、ワッパ騒動も書かないで終わりそう。つまり本当の新徴組の姿を描くより、林太郎とともに庄内藩の幕末の姿を描くのが目的であったような。

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March 16, 2008

松ケ岡6

2008年3月16日 山形新聞 連載 佐藤賢一 新徴組 第398回 「松ケ岡6」

<新徴組隊士の多くが庄内を後にしていた。、、、、、、、
父の林太郎も江戸に帰った。家族を連れて、帰ってしまった。庄内が嫌いというわけではない。が、死んだ総司叔父を、いつまで放っておくわけにもいかない。きちんと弔わなければならない。そういって、この夏に引き揚げてしまっていた。>

なんともきれいな引き揚げ方です。もっとどろどろ汚らしいと思うのだが。帰ったんでなく、脱走したんですよ。最後のコメントを待ちましょう。

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March 15, 2008

松ケ岡5

2008年3月15日 山形新聞 連載 佐藤賢一 新徴組 第397回 「松ケ岡5」

<、、、酒井吉之丞など賊軍の将にして、その才能を買われ、今や新政府の中枢兵部省に取り立てられる身であるし、、、、(そう、そう!)

、、、、、
ここ庄内では開墾事業を隠れ蓑に、本藩士は無論のこと、新徴組さえそのままなのである。
、、、、、
芳次郎は再び額の汗を拭いた。さすがは巨木だ。切り株は細かく砕いたが、思いのほか根の張り方が深い。枝分かれしているものを、いちいち掘り出すしかないかと、鍬を打ちこんでみるのだが、びっしり生えた下草に阻まれて、なかなか土を起こせない。
休憩としようや、と玉城織衛が声をかけてきた。>

さて最後に何を言うか?!

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